固定コマで節水効果|種類や交換方法を簡単解説
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固定コマで節水効果|種類や交換方法を簡単解説

7/29/2025, 8:55:01 PM

固定コマを節水タイプに交換するだけで水道代が安くなる?仕組みや節約効果、交換方法、自治体の無料配布制度まで詳しく解説します。

Table of Contents

固定コマは蛇口の中にある部品で、ハンドルを閉めたときに水を止める役目をしている。この固定コマを節水コマに交換することで、水の流量を減らし、水道代の節約と環境保護が可能になる。節水コマは先端の形状が特殊で、通常のものより最大50%の節水効果があり、年間で数千円の節約も見込める。交換はドライバーやレンチを使って簡単に自分でできる上、多くの自治体で無料配布されているため、手軽に導入できる。節水コマの交換は、他の節水対策と比べても効果と手軽さのバランスが良く、家庭でできる実用的な節水方法だ。

質問

答え

節水コマは本当に水が節約できるの?

はい、流量を最大50%カットできるので確実に節水になります。

節水コマはどこで手に入るの?

ホームセンターか、自治体の無料配布制度で入手できます。

自分で交換するのは難しい?

簡単な工具があれば誰でも5分程度で交換できます。

節水コマにすると水圧が弱くなる?

出る水量が減るので勢いは弱まりますが、使い方によって快適です。

節水コマはどの蛇口に使える?

一般的なねじ式の蛇口ならほぼすべてに取り付け可能です。

固定コマとは何か、その基本構造と役割を解説

固定コマは蛇口の内部にある部品で、水の流れを止める役割を持つ

ハンドルを閉めるとスピンドルが下がり、固定コマがバルブ口を押さえて水を止める

このコマはネジでスピンドルに固定されていて、一緒に動く仕組みだ

主な種類と特徴

  • 普通コマ式:一般的なタイプで家庭の多くで使われている
  • 寒冷地仕様:凍結防止のための構造になっている
  • 固定コマ式:スピンドルとコマが一体型になっているもの

基本的な構造

固定コマは通常、ゴムや樹脂でできた先端部分と、金属の本体からなる

長年使うとゴム部分が劣化して水漏れの原因になる

交換は簡単な工具で誰でもできることが多い

部品名

役割

固定コマ

水の流れを完全に止める

スピンドル

ハンドルの回転を上下運動に変える

パッキン

コマの水密を保つ

節水コマの仕組みと通常の固定コマとの違い

節水コマは通常の固定コマと比べて先端の形状が特殊になっている

この特殊な形状によって、開いたときの水の通り道が狭くなり流量が減る

ハンドルの回転角度は同じでも、出てくる水の量が少なくなる仕組みだ

主な違い

  • 流量:節水コマは最大で50%カットできる
  • 形状:先端が大きく、水の出口を部分的に塞ぐ構造
  • 目的:水道代削減と環境保護が主な狙い

効果の実態

東京都水道局によると、蛇口の開度によって節水効果は変わる

半分程度開ける使い方なら、約30~40%の節水になることが多い

完全に開けても、通常のコマよりはるかに流量が少ない

項目

通常の固定コマ

節水コマ

1分間の流量

約12〜15リットル

約6〜8リットル

交換の難易度

簡単

簡単(同じ手順)

価格

100〜300円

200〜500円

入手方法

ホームセンター

自治体の無料配布あり

節水効果の実態:どのくらい水道代が下がるのか

節水コマに交換すると流量が半分になることもある

東京都水道局の資料では最大で50%の節水が確認されている

実際の水道代削減は使い方次第で変わる

家族4人の年間節水効果の例

  • 1日あたりの節水:約40リットル
  • 1ヶ月の節水:約1200リットル
  • 1年間の節水:約14400リットル(14.4立方メートル)

水道代の計算例(東京の場合)

水道料金は段階制なので使用量によって変わる

平均的な家庭で年間14立方メートル節水できた場合

節水コマ一つで年間数千円の節約になる

特に水を使うことが多い家庭ほど効果は大きくなる

固定コマの交換方法と自分でできる節水対策

固定コマの交換は特別な技術がいらず、自分でも簡単にできる

まず水道の元栓を閉めてから作業を始める

蛇口のハンドルを外し、スピンドルを回して取り外す

古いコマを外して新しい節水コマを取り付ける

元に戻して水を出せば交換完了だ

必要な工具

  • プラスドライバー
  • モンキーレンチまたはスパナ
  • 新しい節水コマ(サイズを確認)

交換の注意点

古いパッキンも一緒に交換するのがおすすめ

コマのサイズを間違えないように注意

ホームセンターで実物を確認してから買うと確実

どうしてもわからないときは水道局や業者に相談

他にもできる節水対策

  • 洗顔や歯磨きのとき、コップを使う
  • 洗い物はためて一気にやる
  • シャワーの時間を見直す
  • 水が出っぱなしにならないように注意

対策

効果

手軽さ

節水コマ交換

★★★★☆

★★★★☆

コップを使う

★★★☆☆

★★★★★

ため洗い

★★★★☆

★★★☆☆

シャワー短縮

★★★★★

★★★☆☆

自治体の取り組みと無料配布制度の紹介

多くの自治体が節水を推進しており、節水コマの無料配布を行っている

東京都水道局では節水コマを希望者に無料で送ってくれる

申し込みは電話や専用フォームから簡単にできる

他にも大阪市や名古屋市などでも同様の制度がある

代表的な配布自治体

  • 東京都:水道局が直接配布
  • 大阪市:区役所や水道関連施設で配布
  • 名古屋市:環境施策の一環で配布
  • 横浜市:節水グッズセットとして配布

受け取り方法

基本的には郵送か直接受け取りのどちらか

東京都の場合、専用の申込用紙に記入して送る

数日中にポストに届く

1世帯あたり数個まで無料で入手可能

自治体

配布方法

申込先

東京都

郵送

水道局お客さまセンター

大阪市

直接受け取り

各区役所

名古屋市

郵送/窓口

上下水道局

横浜市

郵送

水道課

自分の住んでいる市区町村の水道局や環境課に問い合わせれば、取り扱いがわかる

中には節水コマ以外にシャワーヘッドなども配布しているところがある